越後・門出和紙を取り扱い開始

「おかにわ建設」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先日、ご縁あって「越後門出和紙(えちごかどいでわし)」を取り扱うことになりました。今日はそのお知らせと、この和紙との不思議な出会いについてです。

越後門出和紙とは

越後門出和紙は、新潟県柏崎市高柳町の門出地区で、五代目・小林康生氏が守り続けている伝統の手漉き和紙です。平年積雪3メートルという豪雪地帯で、地場産の楮(こうぞ)を自ら育て、雪晒し・流水晒しといった伝統製法で丁寧に漉き上げられているそうです。

その理念は「風土の紙を育てる」。根っ子のある紙、自然に寄りそうくらしの提案、地域と分かちあう姿勢。この言葉は、私は私たちの住まいづくりの考え方に通づるものを感じました。

ところで、をご存知でしょうか。楮は桑科の落葉低木で、その内皮の繊維が和紙の原料になります。繊維が長く強靭であることが特徴で、日本では古くから障子紙や書道用紙、そして建築の内装材としても使われてきました。化学繊維にはない自然な強さとしなやかさを持ち、年月を経ても風合いが増すという点が、木や土といった自然素材を大切にする私たちの家づくりとも通じるところです。

今回、サンプルと一部を実際に手に取ってみて、まず驚いたのがその存在感です。楮の繊維がいきいきと活きていて、手に持つとどっしりとした厚みと独特のコシがあります。特にコウゾが表面に出たものは、繊維の立体感がとても個性的で、「生きている素材」という感覚が!。既製品の壁紙では絶対に出せない、本物の素材感ですね。

縁が縁を呼ぶ、驚きの出会い

この門出和紙との出会いには、いくつもの不思議な縁が重なっています。

まず、世界的建築家・隈研吾氏との縁です。隈研吾事務所は、門出和紙の地元・新潟県高柳町で「陽の楽家(ひのらくや)」という地域交流施設を手掛けており、小林康生氏の和紙を全面的に採用しています。壁・床・開口部まですべて和紙貼りという、和紙そのものを建築素材として大胆に活用した建物です。私たちは昨年、隈研吾氏が建築監修を手掛けた「和國商店」プロジェクトをご一緒させていただきいてます。その縁で今回、同じ素材の作り手・門出和紙と繋がるとは・・・。

そしてもう一つ、思わず目を丸くするような縁がありました。岡庭建設の住まい手様のご親族が、実は門出和紙で働いていらっしゃるんです。こんな巡り合わせがあるものかと、ご縁の不思議さに改めて驚かされました。縁が縁を呼び、素材との出会いも深まっていく・・・そんな広がりが何ともおかにわらしい?です・・・笑。

和紙と岡庭建設の家づくり

実は、和紙は私たちの家づくりと以前から深く関わってきた素材でもあります。「ふじまちテラス」では、紅柄(べんがら)や松煙(しょうえん)で染められた和紙を壁に貼るなど、素材の持つ色味や質感を空間演出に活かしています。自然素材を大切にするという岡庭建設の家づくりの姿勢とも、和紙はとても親和性が高い素材なんです。

まず本社の会議室へ、そしてふじまちテラスへ

今回取り寄せたサンプルと和紙の一部を、まずは本社の会議室に貼ってみることにしました。実際に貼ってみて感じるのは、空間の表情がガラリと変わること。素材感のある壁面は、それだけで場の雰囲気を温かく豊かにしてくれます。

今後は、ふじまちテラスの壁の一部にも貼る予定です。ふじまちテラスにはサンプルもご用意しておりますので、ぜひ実際に手に取ってご覧いただければと思います。「こういう素材を家づくりに使いたい」と感じてくださる方がいらっしゃれば、ご要望に応じて住まいづくりに活かしていきたいと考えています。新潟の雪国で丁寧に漉き上げられた、本物の和紙。その豊かな表情を、ぜひ一度体感していただけたら嬉しいです。

隊長

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