リニューアルされた東京都江戸東京博物館へ

「隊長の気になるニュース」
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

少し前のことになりますが、両国にある「東京都江戸東京博物館」を訪れてきました。この春、約4年間の大規模改修工事を経て、2026年3月31日にリニューアルオープンを果たしたばかりのタイミングでの訪問です。

前回訪れたのはいつだったか・・・正直、展示の内容をすっかり忘れてしまうほどの久しぶり感でした。確か以前は「坂本龍馬展」に長蛇の列を作って入館した記憶があります(あの行列、今思えばよく並んだな・・・笑)。

菊竹清訓が設計したこの建物について

実は建築家としての私が訪問前から楽しみにしていたのは、展示だけではありません。この建物そのもの、でした。

江戸東京博物館の設計は、菊竹清訓(きくたけ・きよのり)氏によるものです。菊竹氏は1960年代の「メタボリズム」運動を牽引した日本建築界の巨匠のひとり。自邸でもあるスカイハウスなどダイナミックなフォルムと、宙に浮いているように見えるピロティが特徴的な、まさにポストモダン建築の象徴とも言える存在で日本の歴史的建築家の一人でもあります。

今回のリニューアルでは、菊竹氏の建築の力強さをそのまま活かしながら、現代的な展示演出と環境性能を大幅にアップデートするという、なかなか難しいリニューアルを見事にまとめていました。建築家として、設計の「継承と刷新」のバランスに、静かな感動!

江戸の記憶、徳川の時代へ

いざ常設展示へ足を踏み入れると、江戸の入府から現代まで約400年間の東京を丸ごと体感できる展示の厚さに・・・驚。

徳川時代の江戸の街並みを再現した精密な模型は本当に見事で、「これほどの規模の都市が江戸時代に存在したのか」と思わせる迫力。幕末好きの隊長・・・笑。刀や鎧の展示も充実していて、歴史好きには堪らない内容です。

リニューアルによって「中に入れる」大型模型なども加わり、単に「見る」だけでなく、江戸・東京の物語を身体で感じられる「没入型ミュージアム」へと進化を遂げているのも特徴&魅力のようです。

そして、驚きの「地元ネタ」が登場!

展示を進んでいくと、高度経済成長期の東京へとタイムスリップ。ここで思わず足が・・・。

地元・西東京市ゆかりの「ひばりが丘団地」の実物大模型が、どーんと展示されているではないですか・・・!

ひばりが丘団地は、1959年(昭和34年)に日本住宅公団(現・UR都市機構の前身)が造成した集合住宅。当時の北多摩郡保谷町・田無町・久留米町、今でいう西東京市と東久留米市にまたがる広大な敷地に総戸数2,714戸というスケールで建設された、造成当時は日本住宅公団最大のマンモス団地。都市計画上の「一団地の住宅施設」制度が初めて適用された団地としても知られており、高度経済成長時代の住宅政策の象徴的存在でもあるんです。

展示では昭和37年頃の室内が実物大で再現されており、木桶のお風呂、2DKの間取り、懐かしい生活道具の数々・・・。訪れた方からは「これ、おばあちゃんの家そっくり!」という声も聞こえてきそうな、温かみのある展示でした。西東京市に拠点を置く私たちにとって、こんなかたちで地元の記憶が東京の歴史として刻まれていることに、なんとも誇らしい気持ちを感じましたし、自分が年をとった事がよくわかります・・・笑

インベーダーゲームとウィンカー付き自転車・・・笑

さらに展示を進むと、昭和後期〜現代東京のゾーンへ。

インベーダーゲームの筐体、ウィンカーのついた自転車、懐かしいテレビ・・・。子どもの頃に目にしたものたちが、ガラスケースの中に「歴史的な展示物」として並んでいる光景には、思わず・・・笑・・そして今一度、自分が着実に年齢を重ねてきたことも痛感です・・・笑。

高度経済成長から現代に至る東京の変化を「暮らしのリアル」から追いかける展示の構成は、まったく飽きることなく見学できるので、時間にゆとりをもって見学されることをオススメします。隊長はもう一度訪れたいとも考えてます。

締めはお蕎麦で、至福のひととき

たっぷり見学した後は、館内にあるお蕎麦屋さんへ。地元食材を活かした田楽なども提供されており、これがまた美味しかった!久しぶりに仕事を離れて、ゆっくりと一日を堪能する贅沢なひとときでした。

今回改めて感じたのは、建築と歴史と暮らしは、切り離せないひとつのものだと実感しました。ひばりが丘団地の実物大展示ひとつとっても、単なる「懐かしいもの」ではなく、当時の家族の夢や希望が詰まった「住まいの記憶」。設計者が知恵を絞り、職人が手を動かし、そこに家族の日常が積み重なり、その連続の上に、今の暮らしがある。リニュアールされた東京都江戸東京博物館から楽しさだけでなく大きな学びを得た気がします。

両国へお出かけの際は、ぜひ東京都江戸東京博物館へ。東京という街の重みを、丸一日かけてじっくりと感じてみてはいかがでしょう。

隊長

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