みらいエコ住宅の途中経過

「隊長の気になるニュース」
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

みらいエコ住宅2026事業とは、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して実施している、省エネ性能の高い新築住宅の取得やリフォーム工事を対象にした補助制度のことです。今年もお客様から「補助金、まだ間に合いますか?」というご質問を本当によくいただくのですが、この制度は予算上限に達した時点で受付が終了する仕組みのため、「今どれくらい消化されているか」を知っておくことがとても大切なんです。今回は2026年7月25日時点の最新の予算消化率と、業界紙が示していたシミュレーションをもとに、今後の見通しについてお伝えれきでばです。

↑みらいエコ住宅2026事業 公式サイトより/2026年7月25日午前0時時点の予算消化状況

そもそも「みらいエコ住宅2026事業」とは

みらいエコ住宅2026事業は、新築とリフォームの両方を対象にした省エネ住宅への補助制度で、新築については「GX志向型住宅」「長期優良住宅・ZEH水準住宅」の2区分に分かれています。GX志向型住宅は断熱等性能等級6以上・一次エネルギー消費量35%以上削減などを満たす最高水準の住宅で、補助額は110万円/戸(寒冷地等では最大125万円/戸)です。長期優良住宅・ZEH水準住宅は断熱等性能等級5以上などを満たす住宅で、補助額は75万円/戸(同80万円/戸)となっています。リフォームは、断熱改修を含む幅広い工事が対象で、原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象です。いずれも予算の上限に達し次第、交付申請(予約を含む)の受付が終了するという点が、この制度で一番押さえておきたいポイントです。

現時点(2026年7月25日)の予算消化率をチェック

公式サイトの発表によると、2026年7月25日午前0時時点での消化率は次の通りです。GX志向型住宅は、第1期(3月31日〜5月12日、予算200億円)がすでに受付終了しており、第1期と合わせた第2期予算750億円(全体の100%)に対して43%が消化されています。長期優良住宅・ZEH水準住宅は、第1期(予算400億円)が同じく受付終了し、第1期と合わせた第2期予算1,450億円に対して18%の消化です。リフォームについては、予算上限に達し次第受付終了という仕組みで、現時点ではまだ1%にとどまっています。3つの区分で消化ペースにかなりの差が出ているのが、今の段階での実態です。

業界紙のシミュレーションから見る「予算はいつまでもつか」

先日、住宅業界紙に「GX志向型の予算消化率 7月中旬で40%、予算はいつまでもつか?」というシミュレーション記事が掲載されていました。同記事によると、7月14日時点でGX志向型住宅は予算750億円のおよそ40%、300億円前後に達しており、公式サイトの数字ともほぼ整合しています。今後の申請ペースについては「現状維持」「緩やかな増加」「駆け込み申請の発生」といった複数のシナリオが示されており、シナリオによっては秋から初冬にかけて予算上限に到達する可能性があるとされていました。一方、長期優良住宅・ZEH水準住宅については、同じシミュレーションでも消化ペースがGX志向型ほど急ではなく、年内に上限へ到達するペースには至っていないという見方が示されています。あくまで一民間紙による予測であり、実際の到達時期を確約するものではありませんが、公式データの傾向とも大きくは矛盾しない内容だと隊長は感じています。

↑業界紙新建ハウジングに掲載されたみらいエコ住宅2026事業の予算消化率シミュレーション

長期優良住宅の消化がゆっくりな理由/隊長の見解

長期優良住宅・ZEH水準住宅の消化率が18%にとどまっている背景には、いくつかの要件のハードルがあると隊長は見ています。まずGX志向型住宅には世帯要件がなく全世帯が対象なのに対し、長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯・若者夫婦世帯に限定されています。加えて、2025年4月の基準改定で断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量等級6以上という性能水準が求められるようになり、仕様の検討や設計にも一定の時間がかかります。実際に設計のご相談を受けている現場の感覚としても、対象世帯の絞り込みと性能仕様の確定を同時にクリアするには、GX志向型住宅よりもう少し時間を要する印象があります。ここは個人的な想像の域を出ませんが、こうした要件の分だけ申請の立ち上がりに時間がかかっており、消化ペースはしばらく緩やかなまま推移するのではないか、と隊長は考えています。

リフォームは思った以上に進んでいない、今が狙い目かも

正直なところ、リフォームの消化率1%という数字は、隊長にとっても少し意外でした。躯体の断熱改修を含む幅広い工事が対象になっているにもかかわらず、これだけ余裕があるということは、これから断熱リフォームやリノベーションをご検討の方にとっては、むしろ今が申請しやすいタイミングだと言えそうです。新築の2区分に比べて予算消化のプレッシャーが低い分、じっくり計画を立てながら申請を進められる可能性が高いんですよね。「新築の補助金は締め切られてしまったけれど、リフォームならまだ間に合うかもしれない」という方は、早めに検討を始めていただくことをおすすめします。

岡庭建設としては

岡庭建設では、長期優良住宅を標準的な仕様としてご提案してきた経緯があり、性能等級の要件そのものは日頃の設計に組み込まれています。だからこそ、補助金の消化状況に一喜一憂するのではなく、まずはお客様のご家族構成やご予算に合った住まいづくりを丁寧にご提案し、結果として使える補助金があれば活用していただく、という順番を大切にしています。制度は年度によって内容も予算規模も変わりますので、私たちも常に最新情報を追いながらお客様にお伝えするよう心がけています。

制度があるから急いで決める、ではなく、家族に合った家づくりを考えた結果、たまたま今使える制度があった・・そんな順番で家づくりを進めていただきたいと隊長は思っています。とはいえ予算には限りがありますので、今後もみらいエコ住宅2026事業の消化率を定点観測しながら、動きがあればこのコラムで継続して報告していければです&みらいエコ住宅のHPの確認も忘れずにです。

隊長

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