日野市「日迎えのいえ」構造見学会開催しました

「新築住宅」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

今回、日野市で開催した「日迎えのいえ」の構造見学会に、降ったりやんだりというあいにくの空模様の中、本当に多くの方々に足をお運びいただきました。まずは、心から御礼を申し上げます。

構造見学会とは、完成してしまうと壁の中に隠れて見えなくなる耐震性能や断熱性能を、建物がまだ骨組みの状態にあるうちに、実際にご自身の目で見て確認していただく機会のこと。今回は水害対策住宅故、基礎も高いので足場周りの安全確保に通常以上に気を配りながらの開催でした。準備してくれたスタッフに感謝感謝です。

「浸水対策はどうなっていますか?」というご質問について

今回いただいたご質問の中で、一番件数が多かったのがこの浸水対策についてでした。日野市は河川の多い地域で、ハザードマップ上でも浸水想定区域を抱えるエリアがあることは、皆さんもご存じの通り。だからこそ、この土地でどう対策するのかを、皆さん真剣に見てくださっていたのだと思います。遠方からお越しになった方も・・・。「日迎えのいえ」では、基礎の高さを一般的な住宅よりも高く設定するほか、様々な配慮を施しています。

そして、これは今回の建物だけの話ではなく、皆さんご自身のお住まいでもできる対策があります。まずお住まいの地域のハザードマップで想定浸水深を確認すること、次に浸水高さを考慮した基礎計画や付随した対策が重要になります。次に浸水高さを考慮した基礎計画や付随した対策。隊長も関わった「住宅における浸水対策の設計の手引き」策定経験を最大限活かしつつ、各地域における対策を都度検討していきます。設計スタッフも各自、水害対策の設計を経験してきているので、これらの設計・施工経験や向上した技術は、今後更に活かせることでしょう。

「耐震等級3を建設中に見ていただく」ことの意味

次に多かったのが、耐震等級3についてのご質問です。耐震等級3とは、建築基準法が求める耐震性能(等級1)の1.5倍の地震力に耐えられるよう設計された、耐震等級の中でも最高等級のことです。消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物と同等の耐震性能というと、イメージしやすいかもしれません。

耐震等級3という言葉自体は、皆さんもよく耳にされるようになったと思いますが、実際にどの金物が、どの位置に、どれだけ使われているかを完成後に確認することはできません。今回、構造がむき出しの状態でご覧いただけたことで、筋交いや構造用面材、柱と土台をつなぐ金物の一本一本まで、実際に目で見て納得していただけたのではないかと思います。「見えなくなる前に見てもらう」ことこそ、構造見学会という機会の一番の価値だと、私たちは考えています。また、私たちならではの施工方法や拘りについてもご説明。

断熱等級6×東京ゼロエミ住宅 水準Bという組み合わせについて

断熱等級6や東京ゼロエミ住宅についても、多くの方が「うちの場合はどうなるの?」という視点で質問してくださいました。断熱等級6とは、国が定める断熱性能の等級(1~7段階)の中でも上から2番目にあたる高い基準で、東京都のような温暖な地域(6地域)ではUA値(外皮平均熱貫流率、建物から熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値)が0.46以下であることが目安になります。

そして東京ゼロエミ住宅とは、東京都が推進しているゼロエミッション(脱炭素・温室効果ガス排出実質ゼロ)を目指す住宅の認証制度のことです。断熱性能や省エネ性能に応じて水準C・B・Aの3段階があり、「日迎えのいえ」は水準Bの基準を満たす仕様で建築しています。岡庭建設では、断熱等級6・耐震等級3・東京ゼロエミ住宅を「特別なオプション」ではなく標準の仕様として位置づけていますので、今回の見学会もその考え方を実際の建物でお伝えできる、良い機会になったと感じています。

なぜ道路に対して斜めに配置されているのか、というご質問にお答えします

一番の理由は、日照条件を優先したことです。前面道路が真南から少しずれた方向に通っているため、建物を道路に平行に建ててしまうと、リビングなど主要な居室の向きが日照上もっとも有利な方位からずれてしまいます。断熱等級6や東京ゼロエミ住宅の性能を最大限に活かすには、断熱・気密といった「性能値」だけでなく、冬にしっかり日射を取り込み、夏は軒や庇で日射を制御するという「方位の設計」も欠かせません。そのため、道路の向きよりも建物の向きを優先し、あえて敷地に対して斜めに配置する判断をしました。

見た目のインパクトから疑問に思われる方が多かったのですが、これは意匠上の工夫というよりも、性能を活かすための設計判断だとご理解いただけると嬉しいです(このあたりは配置図を見ながらご説明した方が伝わりやすいので、見学会でじっくりお話しできたのは私たちにとってもありがたい時間でした)。

社員大工たちのこだわり

今回の見学会でもう一つ、ぜひ皆様にお伝えしたかったのが、現場を支える「社員大工」たちの存在です。

彼らは「社員」だからこそ、私たち岡庭建設の家づくりへの理念や価値観をしっかりと共有しています。お客様の顔を思い浮かべながら、釘一本一本の打ち方、金物ひとつひとつの確実な施工、そして木材を大切に扱う心。そのどれをとっても、本当に丁寧な仕事をしてくれています。

現場をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、彼らの使う道具が壁に整然と掛けられている光景、あれもまた一つの「美」ですよね。その整理整頓された美しい現場の風景には、大工としての誇りが表れており、見学会に訪れた方々からも「惚れ惚れするね」と称賛の声をいただいたほどです。その模様の一部が17日の日本テレビで放映されるそうです。是非ご覧くださいませ。

「日迎えのいえ」の工事はまだまだ続いていきますが、これからも設計、現場、そして社員大工をはじめとするスタッフが一丸となって、お施主様に心から喜んでいただける家づくりに邁進してまいります!

隊長

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