隊長と構造見学会@日野市

「完成見学会・イベント」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

今回は見学会のお知らせです。9月13日(日)、日野市で建築中の「日迎えのいえ」にて構造見学会を開催します。そして今回は、私・隊長が終日現場に立ち、自らご案内させていただきます!

実はこのお住まい、私が策定に関わった「住宅における浸水対策の設計の手引き」の考え方を、落とし込んだ水害対策住宅でもあるんです。手引きに関わった者として、ガイドラインを実装した現場で、壁の中まで見ていただきながらお話しさせていただきます。

↑ちょっと隊長画像をAIで遊んでみました・・・笑

「日迎えのいえ」とは/なぜ家を斜めに建てるのか

「日迎えのいえ」とは、太陽の動きに合わせて建物(パッシブデザイン)を敷地に対して斜めに配置した、浸水対策を備えた木造住宅。ご家族と親御様がともに住まう建て替えのお住まいで、5月に地鎮祭を執り行いました。

きれいな四角形の敷地なら、普通は敷地の辺に平行に建てますよね。でもこの家は、あえて角度をつけています。理由はぜひ現地見学会場で!この「斜め」の意味は、図面より現場で体感していただくのが一番ですから&パッシブデザインによる心地よさを追求する一方で、安全性への備えも忘れていません。

浸水想定区域で選んだ「基礎高約1m」の高基礎

この敷地はハザードマップ上の浸水想定区域内にあります。そこで今回は、基礎高を約1m確保した高基礎の水害対策住宅として計画。一般的な住宅の床の高さは地面から40〜50cm程度です。

浸水想定区域では、想定される浸水の深さに応じてこれを上回る高さに設定することが、被害を減らす最も確実な方法のひとつになります。基礎を高くすれば、万一敷地まわりが浸水しても、居室への浸水を大幅に軽減できます。床上浸水になると断熱材の交換や設備の全交換が必要になり、復旧に数百万円規模の費用がかかることも珍しくありませんから、この差はとても大きいんです。

ただし、基礎を高くしただけでは水害対策住宅とは言えません。水は床下換気口他、思いがけない経路から入ってきます。完璧な対策は難しいですが、完璧を目指すことは大切だと考えています。当日は、その一つひとつを現場でご説明できればです。

浸水対策ガイドライン策定に関わった立場からお話しします

「住宅における浸水対策の設計の手引き」とは、住宅を生産する団体が集結し2021年7月に発行した、住宅設計者向けの浸水対策ガイドラインです。国土交通省住宅局や国土技術政策総合研究所、建築研究所にもオブザーバーとして参加いただき、大手ハウスメーカーから地域工務店まで一緒になってまとめたものでもあります。

私はJBN・全国工務店協会の理事、当時はJBN情報調査委員会の委員長として、2021年1月からの約半年間、この勉強会に委員として加わりました。岡庭建設がそれまで取り組んできた浸水対策の事例も持ち込み、議論を重ねた記憶があります(ガイドラインの中には岡庭建設の設計図書を用いた図も掲載)

合わせて構造見学会で見てほしい住宅性能等の中身

構造見学会とは、完成すると壁や床の中に隠れてしまう構造材・金物・断熱材・配管などを、工事中の現場で直接確認していただく見学会です。岡庭建設では、耐震等級3・断熱等級6を標準仕様としていますが、その根拠は完成後には見えません。

耐震等級3とは、建築基準法で定める耐震性能の1.5倍の強さを持つ、住宅性能表示制度における最高等級のこと。当日は、詳細な構造計算をもとに算出された、柱と梁をつなぐ金物、耐力壁の配置、そして気を配った基礎のあり方を見ていただけます。高基礎は水害には有利ですが、基礎が高くなる分、構造としての検討も丁寧に行う必要があるんです。そのあたりの設計経緯&構造や性能について学ぶ「家造り学校2時間目」でお話していることとあわせ解説できればです。

また、浸水リスクについても土地選びや設計の段階からお客様と一緒に考えることを大切にしています。実は同じ時期に、西東京市でも別の水害対策住宅が進んでいます。浸水想定区域での設計は、ハザードマップの読み解きから基礎・設備計画まで経験の積み重ねが問われる分野で、私たちはこうした案件に複数携わってきています。

今回の「日迎えのいえ」は、設計リーダーのセリ、現場はタムラっちが担当し、現場の大工や職人たちが図面の意図を丁寧に形にしてくれています。私がご案内する一日ではありますが、主役は現場でこの家をつくり上げているチームであり、彼らの仕事ぶりも、ぜひ見ていってもらいたい貴重な機会になります。すでにお申込みが多く入っていますので、お早めにお申し込みくださいませ。m(_ _)m

隊長

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