R8年/住宅リフォームガイドブックはGOOD!

「リフォーム・リノベ」
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先日、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(通称:リ推協)様より、「住宅リフォームガイドブック(令和8年度版)」という冊子をいただきました。住宅リフォームガイドブックとは、リ推協が毎年発行している、リフォームの進め方から性能向上の知識、使える補助金・減税・融資制度までを一冊にまとめた無料冊子のことです。パラパラとめくってみたのですが、これがなかなかどうして、内容が充実していて有益な情報ばかり・・・でしたので少しご紹介を。

 

そもそも「住宅リフォームガイドブック」とは何か

「↑リ推協公式サイトの刊行物案内ページ。全ページPDFの閲覧・ダウンロードができます」

住宅リフォームガイドブック(令和8年度版)とは、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(リ推協)が、国土交通省の協力のもと発行している、リフォームを検討する方向けの案内冊子です。冊子は大きく3部構成になっていて、「PART1 リフォームの進め方とポイント」「PART2 リフォームで何ができる?」「PART3 住宅リフォームの支援制度」という流れで、事前準備から工事後のメンテナンスまで、リフォームの一連の流れに沿って情報が整理されています。

漫画やイラストも多く使われていて、専門的な内容ながらとても読みやすい構成になっているのも印象的でした。全ページPDFがリ推協の公式サイトで無料公開されているので、これからリフォームを考えている方はもちろん、私たち工務店にとっても、お客様への説明資料として活用できる一冊ですね。

冊子の主な内容(目次より)

冊子の中身を簡単にご紹介すると、「PART1 リフォームの進め方とポイント」では、事前の準備・見積りの依頼・依頼先を決める・工事内容の詳細を決める・契約する・工事・引渡し/メンテナンス・トラブルになったら、という8つのステップに沿ってチェックポイントがまとめられています。インスペクション(建物状況調査)の活用法や、複数事業者からの相見積り、リフォーム瑕疵保険、公的な相談窓口「住まいるダイヤル」なども紹介されていて、初めてリフォームをする方にはとても心強い内容です。

「PART2 リフォームで何ができる?」は、①メンテナンス(水まわり・外まわりの傷み対策)②ライフスタイルに合わせる(防犯対策・二世帯住宅・減築・既存住宅の活用)③住まいの性能向上(省エネ・耐震・子育て対応・バリアフリー・長期優良住宅化)④マンションリフォームの4テーマで構成され、実際のリフォーム事例写真も豊富に掲載されています。

 

住宅リフォームの支援制度

「PART3 住宅リフォームの支援制度」では、Ⅰ減税制度・Ⅱ補助制度・Ⅲ融資制度という3本柱で、令和8年度に使える主な制度が一覧化されています。

◯減税制度:所得税の控除(リフォーム促進税制/住宅ローン減税)、固定資産税の減額(リフォーム促進税制/マンション長寿命化促進税制)、贈与税の非課税措置、登録免許税の特例措置、不動産取得税の軽減措置

◯補助制度:住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業・先進的窓リノベ2026事業・給湯省エネ2026事業・賃貸集合給湯省エネ2026事業)、子育て支援型共同住宅推進事業、住宅・建築物安全ストック形成事業(耐震診断・耐震改修の補助)、令和8年度既存住宅のZEH・ZEH+化改修事業、既存住宅の断熱リフォーム支援事業、介護保険法にもとづく住宅改修費の支給、地方公共団体独自の支援制度

◯融資制度:【フラット35】リノベ、【フラット35】子育てプラス・中古プラス、【リ・バース60】、【グリーンリフォームローン】、【リフォーム融資】

このように、国だけでなく地方公共団体の制度まで幅広く網羅されています。ただし、それぞれ対象となる工事内容や住宅の要件、申請時期などが細かく定められていますので、正確な金額や要件、申請期限については、必ずリ推協公式サイトから最新の「住宅リフォームガイドブック」をダウンロードしてご確認いただくことをおすすめします。

性能向上リフォームでできること

性能向上リフォームとは、断熱・耐震・省エネ設備の導入など、住宅そのものの基本性能を底上げするリフォームの総称です。ガイドブックでは、この性能向上リフォームを「省エネリフォーム」「耐震リフォーム」「子育て対応リフォーム」「バリアフリーリフォーム」「長期優良住宅化リフォーム」という5つの切り口で解説していますね。

省エネリフォームのパートで特に興味深かったのが、断熱と健康の関係についてのデータです。WHO(世界保健機関)は「住宅と健康に関するガイドライン」で、冬季の室温18℃以上を強く推奨していますが、ガイドブックでは断熱改修後に起床時の最高血圧が3.1mmHg、最低血圧が2.1mmHg低下したという調査結果が紹介されていました(出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会の全国調査)。断熱は「快適」だけでなく「健康」にも直結するのだと、あらためて実感させられます。

耐震リフォームについても、令和6年能登半島地震の被害データが掲載されており、旧耐震基準(1981年5月以前)の木造建築物の倒壊・崩壊率が19.4%だったのに対し、耐震改修を行った旧耐震基準の木造建築物では倒壊・崩壊の被害が確認されなかった、という結果が示されています(出典:国土交通省国土技術政策総合研究所・国立研究開発法人建築研究所の調査報告)。耐震改修が命を守るという事実を、数字であらためて突きつけられた思いです。

岡庭建設では、新築住宅で断熱等級6・耐震等級3を標準仕様としていますが、これは新築だけの話ではありません。既存住宅においても同じ考え方で家全体の性能を底上げしていくのが、私たちが手がけている「性能向上リノベ」です。断熱・耐震・省エネ設備をトータルで見直すことで、新築同様に長く安心して暮らせる住まいへとよみがえらせることができます。

部分断熱リフォームという選択肢

部分断熱改修とは、住宅全体ではなく、よく使う部屋や生活動線に絞って断熱改修を行う工法のことです。ガイドブックでも「部分断熱改修も検討しましょう」という項目があり、①室内設備の更新に合わせて行う場合(エアコン交換やキッチンリフォームと同時に)②外装工事や耐震補強と併せて行う場合③世帯人数の変化で使わない部屋がある場合、という3つのケースが紹介されていました。

改修の目的も、暖房費の削減・ヒートショックリスクの軽減・転倒リスクの軽減と、それぞれの暮らしに合わせて選べるようになっています。ここで隊長として特にお伝えしたいのが、改修範囲の設定の重要性です。ガイドブックにも明記されていますが、リビングや寝室といった「部屋」だけに着目するのではなく、脱衣所や浴室、動線となる廊下も含めて、一筆書きに閉じるように改修範囲を設定することが大切なんです。中途半端に区切ってしまうと、改修範囲の内と外で温度差が生じ、その内外を頻繁に行き来することでかえって体への負担になってしまうこともあります。

岡庭建設でも、まさにこの考え方に基づいた部分断熱リノベーションサービス「ぶぶだん」をご用意しています。「全部やるのは大変だけど、まずはこの一部屋だけでも快適にしたい」という方に向けて、生活の中心となるリビングや寝室などに絞って、コストと工期を抑えながら体感的な快適さを最大限に引き出すご提案をしています。

最適解は一緒に考えましょう

住まいの性能を上げる方法は、家全体を一気に見直す「性能向上リノベ」も、まずは一部屋から始める「ぶぶだん」も、どちらも正解です。大切なのは、ご家族の暮らし方や予算、優先順位に合わせて、無理のない一歩を選ぶことだと私たちは考えています。ガイドブックに掲載されている補助金や減税制度も、工事内容やタイミングによって使えるものが変わってきますので、リフォームをお考えの際は、計画の早い段階からぜひご相談ください。

補助金や減税があるから性能を上げる、のではなく、暮らしを快適にしたいから性能を上げたら、結果として補助金や減税も使えたーーー。そんな順番で家づくり・住まいづくりを考えていただきたいと、隊長はいつも思っています。「住宅リフォームガイドブック(令和8年度版)」は、その最初の一歩を踏み出すための、とても良い道しるべになる一冊です。ぜひリ推協公式サイトから手に取ってみてくださいね。

隊長

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