さらに西東京市で現地調査

「新築住宅」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

さらに、西東京市やお隣、練馬区他で新築住宅の現地調査が続いています! 地元・西東京市近郊でのご相談が続いていて、本当に嬉しいかぎりですm(_ _)m。

今回の調査者は隊長を含め、設計チームのコンちゃんとトゴッチ。三人で、これから家づくりを進めていく住まい手様の敷地を、じっくりと確認してきましたー。

現地調査とは、敷地の形や広さ、道路との高低差、周辺の建物や日当たりなどを実際に現地で確かめ、設計の前提となる条件をつかむ作業のことです。図面や資料だけではわからない「その土地ならではの個性」を見つける、家づくりの最初の大切な一歩なんです。

↑道路側から敷地の状況を確認している様子

閑静な住宅街にある、空の広い敷地

今回の敷地は、閑静な住宅街の中にある、比較的ゆとりのある広さの土地です。周辺には落ち着いた低層の住宅が建ち並び、車の往来も少ない静かな環境。現地に立ってまず感じたのは、「空が広い!」ということでした。その理由のひとつが、道路と敷地の間にある高低差。敷地が道路から一段上がった位置にあるため、視線が抜けやすく、周囲の建物に囲まれている感じがあまりしないんですね。

広い敷地は可能性のかたまりです。ただしその分、建物をどこに置くか、駐車スペースや庭をどうとるかなど、検討すべき選択肢も多くなります。既存の植栽の位置も確認しながら、敷地全体の「使い方」をイメージしていきました。

↑敷地内から空の広がりと周辺の建物の様子を確認

道路と敷地の高低差は、住まいの「ポテンシャル」になる

道路と敷地に高低差がある土地は、設計の工夫次第で大きな魅力に変わります。皆さんは、「高低差のある土地は扱いにくいから避けたほうがいい」と思っていませんか?実は、高低差を上手に活かすと、次のようなメリットが生まれます。

◯道路より高い位置に部屋を設けることで、通りからの視線を気にせず窓を開けられる
◯周囲の建物の影響を受けにくく、日差しや風を取り込みやすい
◯段差を活かした変化のある居場所をつくれる
◯道路側からの眺めに奥行きが生まれ、街並みにも表情が出る
◯その他

一方で、技術者として慎重に確認すべき点もあります。東京都では、高さ2メートルを超える「がけ」の近くに建物を建てる場合、東京都建築安全条例第6条により、がけ高の2倍の範囲内では擁壁(ようへき:土を支える壁)を設けるなどの安全措置が求められます。コンクリートブロックによる土留めや、検査済証のない擁壁は「がけ」と同じ扱いになる点も要注意。

また、盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)に基づき、2024年7月31日から都内のほぼ全域が規制区域に指定されています。一定規模以上の盛土や切土を行う場合には、許可や届出が必要になる可能性も。今回の敷地がこれらに該当するかどうかは、今後の詳細な測量や調査で確認していきます。高低差は「魅力」と「安全」の両面から読み解く。そこが、住まいの質を左右する大切なポイントなんです。

冬至の太陽の通り道を、アプリで確認

日当たりは、住まいの快適さと省エネ性能を左右する大切な要素です。今回は、専用カメラ越しに太陽の通り道を映し出し、季節ごとの日差しを確認しました。写真の水色の線が冬至(12月22日)、緑色の線が秋分ごろ(9月23日)の太陽の軌跡です。冬至の朝9時ごろの太陽は、南東側のお隣の屋根のすぐ上あたりを通り、10時を過ぎると屋根の上の空へと抜けていく様子が確認できました。

西東京市のあたりでは、太陽が真南にきたときの高さ(南中高度)が、冬至で約30度、夏至で約80度になります。冬は低い角度から差し込む日差しをいかに室内へ取り込み、夏は高い角度からの日差しをいかに遮るか。これがパッシブデザイン(自然の力を活かす設計)の基本です。敷地が道路より一段高いことも、日当たりには有利に働きそうです。今回の結果を、建物の配置や窓の位置に活かしていきます。

↑確認した冬至(水色)と秋分ごろ(緑)の太陽の通り道

曇り空の現地調査と、秋の蚊との攻防

最近は、不安定な天候の中での現地調査が続いています。とはいえ、晴れ間の現地調査は日射がきつく、体力も奪われます。むしろ曇りくらいのほうが暑くなく、じっくり調査できて助かるんです。

ただし、猛暑が落ち着いたこの時期に要注意なのが「蚊」です・・笑。蚊が最も活発に動けるのは気温27℃前後といわれ、真夏の猛暑日の日中はむしろ活動が鈍り、暑さが和らぐ秋に再び活発になるそうです。草の茂る庭は、まさに蚊の格好のすみかなんですね。

ところが、欠かせないはずの虫除けスプレーを、すっかり会社に忘れてきてしまいまして・・・。コンちゃんとトゴッチのもとには蚊が集結し、二人とも見事な虫刺され状態のお顔に・・笑。私は軽めに刺されたくらいで済みましたが、隊長の血はあまり美味しくないのかもしれません・・涙。二人とも、本当にお疲れさまでした m(_ _)m

次回からは、虫除けスプレーを現地調査セットに必ず入れておきます。ちなみに、水のたまる場所をつくらない外構計画は、蚊の発生を抑えることにもつながります。こんな小さな気づきも、住まいづくりに活かしていきたいと思います。

隊長

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