省エネ住宅セミナーの講師務めました/@西東京

「隊長の活動他」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

先日10月18日(日)、エコプラザ西東京(西東京市泉町)で開催された市民向けセミナー「知っておきたい! 省エネ住宅~新築・リフォームのポイント~」の講師を務めさせていただきました。

秋晴れの青空の下、会場に着くと、建物の壁には季節外れの朝顔?がまだ元気に咲いていました。普段は国や業界団体の会議でお話しすることが多いのですが、地元・西東京市の皆さんに直接お伝えする場は、やはり特別ですね。

↑会場となったエコプラザ西東京

エコプラザ西東京の省エネ住宅セミナーとは

エコプラザ西東京の省エネ住宅セミナーは、西東京市の環境学習施設が主催する、市民向けの住まいの講座です。対象は市内在住・在勤・在学の18歳以上の方で、新築を考えている方はもちろん、今の住まいの寒さや光熱費が気になる方にも向けた内容でした。

講座の入り口でお伝えしたのは、省エネ住宅の定義です。省エネ住宅とは、断熱と気密で熱の出入りを抑え、効率の良い設備や太陽光発電を組み合わせて、暮らしに必要なエネルギーを減らした住まいのことです。

この定義をベースに、「これから建てる家(新築)」と「今住んでいる家(既存住宅)」の二本立てでお話ししました。マイクとスライドの準備を整え、いよいよ講演スタートです。

↑いよいよ講演スタート。表紙スライドを映して準備完了です

2030年・2050年、新築住宅に求められる省エネ性能

結論から言うと、これからの新築住宅は「ZEH水準が当たり前」の時代に入ります。

2025年4月からは、原則すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられました。さらに国は、遅くとも2030年度までに省エネ基準をZEH水準へ引き上げ、2050年には住宅ストック全体の平均でZEH水準の省エネ性能を確保することを目指しています。

ここで大切なのは、今建てる家は2050年にも「現役の家」だということです。今の基準をギリギリ満たすだけの家は、数年後には基準に届かない家になりかねない・・・・セミナーでは、この部分をしっかり情報として伝えさせていただきました。

断熱材と窓の実物を見ていただきました

住まいの省エネ性能を左右するのは、目に見えない壁の中の断熱材と、熱の出入りが最も大きい窓です。そこで今回は、会場に断熱材と窓の実物サンプルを並べ、参加された皆さんに実際に見ていただきました。

用意したのは、板状のフェノールフォーム断熱材、現場で施工するグラスウール断熱材、そして高断熱サッシのカットサンプルです。断面を見ると、窓枠やガラスの構造の違いが一目でわかります。

「UA値」や「断熱等級」といった数字は、どうしても難しく感じますよね。でも、実物を目の前にすると「なるほど、ここで熱を止めているのか」と腑に落ちる──。スライドの説明だけでは伝えきれない部分を、実物が補ってくれたと思います。

↑会場に展示した断熱材と高断熱サッシのサンプル

令和8年度の国・東京都の新築向け補助金

新築住宅で活用できる主な補助金は、東京都の「東京ゼロエミ住宅」助成と、国の「みらいエコ住宅2026事業」等です。

東京ゼロエミ住宅(令和8年度)の戸建住宅への助成額は、水準Aで240万円、水準Bで160万円、水準Cで40万円です。太陽光発電や蓄電池、V2Hにも別途の助成があります。

国のみらいエコ住宅2026事業では、断熱等級6以上などの要件を満たす「GX志向型住宅」の補助があります。ただし、制度どうしには併用できる組み合わせと、できない組み合わせがあります。予算上限に達すると受付が終わることもあるので、「契約の前に、使える制度を整理しておくこと」が何より大切です。

既存住宅の性能向上と「ひとへや断熱」

既存住宅の省エネは、「全部やるか、何もしないか」の二択ではありません。家全体の断熱・耐震・設備をまとめて見直す性能向上リノベーションのほかに、生活の中心となる部屋に絞って断熱する「ひとへや断熱」という方法があります。岡庭建設では「ぶぶだん」としています。

ひとへや断熱とは、リビングや寝室など長く過ごす空間に絞って、窓・壁・床・天井を断熱改修する部分断熱の方法です。工期と費用を抑えながら、体感としての暖かさを手に入れやすいのが特長です。

ポイントは範囲の決め方です。リビングだけを区切ってしまうと、脱衣所やトイレとの温度差が大きくなり、ヒートショックの心配が残ります。寝室から水まわりへの動線を「一筆書き」で囲うように範囲を決めることが大切です。

既存住宅の断熱改修では、国の「先進的窓リノベ2026事業」や「みらいエコ住宅2026事業」、東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」などが活用できる場合があります。

岡庭建設では

岡庭建設では、新築で断熱等級6・耐震等級3を標準とし、東京ゼロエミ住宅にも制度の開始当初から取り組んできました。リフォームでは、インスペクション(建物状況調査)で家の状態を見極めたうえで、家全体の性能向上リノベーションと、既存の壁や床をできるだけ壊さずに断熱性能を高める部分断熱リノベーション「ぶぶだん」を、ご家族の暮らし方とご予算に合わせてご提案しています。

省エネ住宅の話になると、どうしても補助金の金額に目が行きがちです。でも、補助金は毎年変わり、家の性能は何十年も続きます。補助金があるから省エネにする、ではなく、家族が健康で快適に暮らしたいから性能を上げたら、結果として補助金も使えたーーー。そんな順番で考えていただけたら嬉しいです。

地元でこうしてお話しする機会をいただけたことに感謝しつつ、暮らしの本質を伝え続けることも、私たちの大切な役割だと感じています。

隊長

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